タケコプターは実現可能なのか?

Vol. 73
 タケコプターは実現可能なのか?

ドラえもんの道具の中でも、タケコプターは挿入歌にも使われていたほど代表的で、実際にも使用頻度は高い。それはさておき、実際にタケコプターを作ることは可能なのだろうか?

まずタケコプターで飛ぶ原理は、ヘリコプターが飛ぶ原理と同じで、プロペラを回すことで発生する揚力という上方向の力を利用する。そもそも頭に乗せる程度の小さなプロペラで、人を浮かせるほどの力を得ることはできないが、ここではそれを無視して考える。

仮に十分な揚力を得られた場合、浮くことは可能であるし、プロペラを傾けて揚力の一部を推進力に変えれば進行方向も変えられる。ならば実現可能かといえばそうではない。

プロペラと固定して一緒に体が回っては意味がないから、プロペラだけが回るとする。そうすると今度は逆の作用で体がプロペラと反対方向に回ろうとするのだ。ヘリコプターでは機体が逆に回らないように、飛行機でいう尾翼付近にあるテールローターと呼ばれる部分で風を起こして止める。タケコプターにはテールローターが無いので体がくるくる回ってしまうのである。