虹が見える場所〜太陽と自分の位置関係が重要

Vol. 487
 虹が見える場所〜太陽と自分の位置関係が重要

虹というのは、太陽の光と水滴、そして虹を見る人の位置関係によって決まる。その角度は40度から42度と範囲が狭く、虹が見られるのは条件下にいるときに限られてしまうのだ。虹には2種類あり、7色の順番が逆になった薄い虹も存在する。この虹は副虹と呼ばれ、副虹が見える角度は51度から53度になっているので、どちらかの角度にいないと虹は見られない。

観測できる角度が限定されるということは、太陽の高度によっても影響を受けることを示す。地上で虹を見るには必然的に太陽が低い朝か夕方になりやすく、夕立後に虹が見えやすいのはそのせいだ。また、太陽が後ろにないと虹が見られないという特性から、朝は西に、夕方は東に虹が出ることも覚えておくとよいだろう。