年間の待機電力にかかるお金は数千円

Vol. 596
 年間の待機電力にかかるお金は数千円

資源エネルギー庁の発表による、平成20年度における待機電力の調査では、家庭一世帯あたりの待機電力は、推計で285kWh/年とされた。年間の全消費電力が4,734kWh/年であるから、待機電力は全電力の6%に相当することになる。これは1kWhあたりを20円なら5,700円、1kWhあたり25円なら7,125円と無視できない金額である。

待機電力は、リモコンという便利な機器の登場によって増えた。家電製品の前まで行って主電源を切るという習慣は徐々に失われ、動かなくて良いリモコン操作で簡易的に電源のON/OFFをするように変わったためである。ただし、主電源を切ったからといって待機電力が0になるかというとそうではなく、コンセントに繋いでいれば待機電力はあると考えても良い。

待機電力を最も消費する家庭用機器は、ダントツで給湯器である。お湯を使うときに自動的に燃焼を始める性質の機器で、早くお湯が出て欲しいという要求もあるだけに、電源を切るという習慣がなく、大抵は埋め込み式でコンセントもない。多くの給湯器にはパネル類があって温度表示などに対応しており、お湯を出していなくても待機電力は大きい。床暖に連動していると更に待機電力は大きくなる。