バーゲンセールの仕組み?本当にお得なのか?

Vol. 71
 バーゲンセールの仕組み?本当にお得なのか?

バーゲンセールの商品が本当に安いかどうかは、どのくらいの売れ残りであるかによって変わる。特にアパレル業界ではデザインや季節の関係で商品の入れ替えが激しく、結局売れずに商品スペースを消費してしまうのは避けたい。そして見切り発車的に、新しいデザインや季節の服が入荷するのが通常だ。

このようなサイクルで商品が扱われると、どうしても売れ残りの処分が問題になり、倉庫で眠っている売れ残りをバーゲンセールとして捌くのが本来の目的である。しかし、うまく売れて売れ残りが少ないと、イベントと化したバーゲンセールが開けない。

そこで一部の店舗では、バーゲンのために用意される元々安い商品が存在するといわれ、これはやむを得ないだろう。バーゲンは多くの客が期待しており、「今年はたくさん売れたのでバーゲンをしません」では、そっぽを向かれてしまうためだ。