アーメンの意味

Vol. 187
 アーメンの意味

本来のアーメンは、「たしかである」「そのとおり」「まことに」「はっきり言っておく」という意味があって、文頭で使う場合には、これから述べることが重要であることを示唆し、文末やミサでの終わりに使う場合には、それまでの祈りや教えが確かであるという意味を持っている。

元々アーメンという言葉は、聖書を復唱するべき場面で、アーメンといって復唱を簡略化したところから始まったとされている。ともすれば、最後にアーメンと発しない場合、それまでに話された、述べられた言葉を信用しないという否定的な意味にも捉えられかねないので、アーメンというのはおまじないでもなく、信仰ゆえの言葉であると覚えておけば、間違えて使うこともないだろう。