プロレスとボクシングのリングの違い

Vol. 205
 プロレスとボクシングのリングの違い

プロレスとボクシングのリングには、大きく違う点が2つあり、それはロープの数と、キャンバスの固さである。ボクシングはプロレスのように場外乱闘がないので、落下防止のために4本のロープで、プロレスは3本が多い。リングの大きさについてもプロレスでは団体ごとに異なっている。

キャンバスは、ボクシングでは柔らかく、プロレスでは固いがスプリングの使用などでクッション性がある。ボクシングの場合、投げ技を伴わないので選手がキャンバスに倒れるとすれば、パンチを受けて意識を失っている場合もあり、制御が効かない体(特に頭部)が激しく打ちつけられないように保護目的がある。

しかし、プロレスの場合は投げ技が醍醐味でもあり、プロレス中継を見ているとキャンバスに打ちつけられた体は一瞬はずむ。受け身が前提とはいえ、空中技も多いプロレスでは、単に固いと怪我をしてしまうからだ。