盗まれた品物を質屋で見つけたらどうしたらいい?

Vol. 229
 盗まれた品物を質屋で見つけたらどうしたらいい?

質屋というのは、高額な物品を預かり、それを担保にしてお金を貸す商売である。担保であるからお金を返せば物品は客の手元に戻り、利息分を質屋に支払うことで終了する。短期的にお金が欲しいが、物品を手放したくない人のニーズとしてあるのが質屋である。

お金が質屋に帰ってこない場合、その物品の所有権は質屋に移り、質屋の裁量で販売することができる。質屋は販売できると予想される価格よりも安価な金額を客に貸し付け、お金が返されると利息が利益になり、お金が返ってこなくても品物が売れれば利益が出るという仕組みだ。

ここで、客が質屋に預けた物品が盗難品であった場合、客以外の人が被害者になっている。被害者が質屋で盗まれた物品を見つけると、1年以内であれば無償で回復(返還)を求めることが可能だ。

ただし、実務においてはその物品が確かに被害者のものであると証明するのは非常に困難で、質屋としてもタダで渡すと客に貸した金額が丸損になってしまうため、そうスンナリと返してもらうことはできない。