一等星と二等星の星の明るさの違い

Vol. 271
 一等星と二等星の星の明るさの違い

よく1等星と呼ばれるのは、1等級の明るさを持つ(正確には1等級の明るさで地球上から見える)星のことで、等級は数字が大きくなるほど暗くなる。1等級の差は約2.5倍に相当し、1等級と2等級では、2等級のほうが1等級よりも約2.5倍暗い。

この等級にはマイナスもあって、マイナスになるほど明るいということになる。5等級の差があれば明るさに100倍の違いがあり、1等級を1とするならば、6等級は0.01の明るさ、マイナス4等級が100になる。

こうして定義したところで、夜空の星は正確に2.5倍の差で明るさが違うかというと、見ての通りそうではない。そのため、等級には小数点が用いられ、2.3等星や3.6等星などとして星の明るさが定義されている。