竹が成長する速さ〜竹は一日1m以上も伸びる

竹というのは植物の中でも特に成長が早い。若いときの成長スピードは著しく、時には１日に１メートルを超える速度で成長することもある。しかし成長する時期は２ヵ月から３ヵ月程度と考えられており、急速に成長した後は、何十年もの間生き続けている。

竹の成長過程は、地面に近い側の節から伸びていき、ある程度伸びると成長が止まってしまう。完全に１つの節が成長する前に、上のほうにある他の節も少しは伸びており、その節もやがては成長を止め、更に上の節が伸びて成長を止め…と、下から順番に伸びていくのが最大の特徴だ。

１日１メートル伸びるなら、半日もすれば全く違う高さになっているので、竹林に朝入り夕方出る頃には、若い竹が多い場所は見た目から既に変わっているということだ。これは驚くべきスピードで、仮に２４時間で１ｍ伸びるなら、１時間で４ｃｍ以上も伸びることになる。

人間とは最大長が違うので比較として適切ではないが、例えば小学生が修学旅行に行き、数日後にギネス級の背の高さで戻ってきたとしたらどうだろう。そのくらい若い竹は成長するのだ。