熱が40度を超えるとどんな症状になる?

Vol. 330
 熱が40度を超えるとどんな症状になる?

一般に熱があるとは37.0度から上を表すが、平熱が低ければ37度に達していなくても熱っぽい感じを受ける。そして個人差はあっても38度を超えたあたりから悪寒が始まり、39度まで達すると、大抵の人はまともに起きて生活ができない。子供は時々40度の熱を出すが、大人が40度の高熱を出すと回復には数日を要する。

ここまでは比較的起こる範囲で、それ以上になると危険な領域に入る。41度になると意識がなくなり、42度まで達すると命を落としてしまう。そうなると42度以上の体温を測る必要は全くなく、体温計が42度までしかないのも、熱を測るような状態にないからだ。

熱は体の防御反応なので、安易に下げると防御機構が正常に働かず発熱が長引く可能性がある。しかし、41度を超えるような熱は、下げないと脳へのダメージも心配されるのである。