日本の首相の外遊費は1回の外遊で1億円

日本の首相に限らず、世界中の首相は、視察や会談などの目的で外遊を行う。文字通り外に遊びに行くのであれば国内の批判もあるだろうが、まぎれもなく国の長としての仕事であるので、その費用は莫大な額に上る。

日本の場合、首相クラスになると１回の外遊で１億円規模になる。場合によっては２億円になることもあるというのだから、全く庶民感覚では想像がつかない。しかし、そもそも日本の代表としての務めについて、庶民が理解することなどできないだろう。政府専用機を飛ばしてでも、首相の安全を確保しなければならないのはどこの国でも同じである。

当然ながら外遊費は税金から捻出され、毎年度予算が立てられるので枠が決まっている。首相の外遊が多くなると、予算が足りず他を削ることもあるという。だからどうということではなく、日本国民全員に１万円を配るより、首相を外遊に出したほうが国益に繋がる場合だってあるだろう。庶民感覚だけで政治が成り立つなら、政治は町内会と変わらないということになってしまうのだ。