Vol. 406
イルカは片方ずつ脳を休ませて睡眠をとっている
水にすむ哺乳類であるイルカは、人間と同じように右脳と左脳を持つが、どちらか片方の脳だけを休めて眠ることがわかっている。これは半球睡眠と呼び、人間には到底不可能な芸当だ。半球睡眠中のイルカは起きているのか寝ているのか、それは大きな問題ではないだろう。寝ている=脳が休んでいるというのであれば、半球睡眠ができるイルカは、そのとき寝ているのであり起きているのである。
どちらの脳が休んでいるかによって、イルカの行動も変わってくる。片方の目を閉じ、一定方向にくるくると回りながらも片方の脳は寝ているというのだが、本当に休まるのかと心配するのは余計なお世話と言われそうだ。