Vol. 446
煩悩の数は実は108以上あるのだ
煩悩の数としての108には色々な説があり、納得のいく内容もあれば、108という数字に合わせたと思われるものまで様々だ。だが、それ以前に煩悩の数は宗派によっても異なり、必ずしも108とは限らない。60,000とも84,000とも言われる場合もあるので、そうなったら鐘を突くどころの話ではない。
108回の鐘の回数は、参拝者がいなければ住職が数えるのは当然としても、参拝者に鐘を突かせる場合、108人になった時点で締め切りとなる。お寺によっては事前予約があるというのだから驚きで、年越しの行事としてそれだけ除夜の鐘が認知されている証拠だろう。しかし、それではせっかく訪れたのに申し訳ないという事から、寺によっては108回以上突いているところもある。