Vol. 451
黒こんにゃくと白こんにゃくの違い
スーパーに行くと、白いこんにゃくと黒いこんにゃくが売っていることに気付くだろう。本来の意味でいうなら、生芋を使ってこんにゃくを作るとき、芋の皮を剥かずに作れば皮の色が残って黒っぽくなり、皮を剥いて作れば白いこんにゃくになるだけの話だ。
現在では精粉といって、こんにゃく芋から作った白い粉末を使って作るため、白いこんにゃくができる。しかし、本来の黒っぽいこんにゃくを知っていると、白いこんにゃくが変に思えて仕方がない。そこでより自然風にするために、ひじきなどの海藻類を混ぜて意図的に黒いこんにゃくを作っているのである。
時々、刺身用のこんにゃくとして緑色をしたものを見かけるが、作るときに青のりなどを混ぜて緑色にしているだけで、特別なこんにゃくが存在するわけではない。