おならを出す必要があっておならが出るのであり、それを無理に止める行為は、おならが他の場所に行ってしまう可能性を否定できない。
例えば、おならが溜まっている腸から吸収されて血液中を流れてしまうとしたらどうだろう。本来はおならとして出しているガスが、体内を駆け巡ることになるのである。おならを我慢しているだけでお腹が痛くなるように、体は危険信号を出しており、有益とは到底思えないガスが血液に流れ込むとしたら、少しも体に良いことはない。
また、おならを我慢しなければならないことはストレスに繋がり、精神的な原因とみられている過敏性の腸疾患を引き起こしやすい。こうなってくると、ストレスがおならを促すような、負の連鎖が始まってしまうのである。