南極のボストーク湖(地下湖)は100万年前の水

Vol. 537
 南極のボストーク湖(地下湖)は100万年前の水

とてつもなく寒いイメージの南極。イメージではなく実際にも寒いのだが、そんな南極の地下約3,800メートルに広大な湖があり、しかも未知の生物のDNAが発見されたというのだから、話題になるのも当然だ。

湖の名をボストーク湖といい、ロシアのボストーク基地の地下に存在する。湖水は淡水と見られており、温度がマイナス3℃と水の氷点下を下回っている。しかし湖水は凍っておらず、湖の上を覆う巨大な氷から圧力を受けるため、もしくは氷が断熱材の役割を果たしているためと推測されている。以前から探索のために掘り進んでいた同湖の調査は、湖水の汚染を恐れて一旦停止したものの、2012年には湖面へ到達、2013年にはDNAが発見されるという結果になる。

ボストーク湖の水は、100万年ほども前の水であると考えられている。この結果は、氷点下を下回る冷たい水で光がないという状況下でも、生物が存在し続けられる証明になるので、宇宙上での同じような環境下でも生物が存在できる可能性に繋がっているのだ。