海はどうして青いのだろう

Vol. 579
 海はどうして青いのだろう

意外にも、海が青い理由は完全に解明されておらず、概ね主流となっているのは、空の色の反射と海水の不純物や海底からの光の反射だと考えられている。空の色が全く関係なければ、海の色は常に青いはずだが、実際には夕焼け時など、十分に反射が大きければ、青ではなくて空の色が映っているのは容易に体験できるだろう。

太陽光線は7色の色を持ち、虹が7色であるのはそのためである。そのうち、青色の光が良く反射されるため、海の色は青いとも考えられている。また、海の色にとって重要なのは深さで、深い海ほど青い色に見える。波打ち際で青い水に見えないのはそのせいだ。

海水における不純物の影響も顕著で、例えば晴れていれば海の状態にかかわらず青いかといえばそうではない。海が荒れて海底の泥や砂が水中に舞い上がると、途端に青い海も濁った色になってしまう。そのことから光の反射も要因であることはわかるだろう。