現代女性のカロリー摂取量は、戦後の日本人より少ない?

Vol. 589
 現代女性のカロリー摂取量は、戦後の日本人より少ない?

日常的にスポーツのように激しい運動をしない、座位での仕事や家事程度の運動では、女性における18歳から69歳の推定エネルギー必要量は、大よそ2,000キロカロリーである。しかし、現代の女性は、それよりもはるかに少ないエネルギー量で生活することで、体型の維持に努めている。そして、驚くべきことに終戦直後の飢餓状態よりも、現代の女性はカロリーを摂っていないのだから、よく生きていけるというものだ。

このカラクリには、恐らく交通の発達も関与しているだろう。とにかく現代人は歩くことを避ける。平地ですら動く通路(エスカレーター)がある時代、スタイル以前にそもそも体力的な省エネ生活が身に付いているのである。