Vol. 808
藤子F・不二雄の作品、キテレツ大百科の原作は40話しかない
1988年から1996年まで、ゴールデンタイムで放映されていたテレビアニメ「キテレツ大百科」。数多くある藤子・F・不二雄の作品の中でも、ドラえもん同様に長くアニメ放映されたタイトルである。アニメは全331話で、本来それよりも早い終了を予定していたが、当時の番組編成の都合で結局2年間も放送が延長されて6年という長編になった経緯がある。
もしアニメを見てから単行本を探した人がいたら、不思議と少ししか売っていないことに気付くだろう。なぜなら原作のキテレツ大百科はそもそも40話しかない。まともなら30巻くらいは必要になってくるアニメの話数だが、原作とは異なり新たに脚本を書いてアニメ化しているので、紙媒体としての単行本は少ない。
なお、単行本を買うときには、40話全てが収録されているとは限らない点に注意が必要である。てんとう虫コミックス(全3巻)や、小学館コロコロ文庫(全2巻)での発売は、30数話の収録となっている