水虫というのは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種

Vol. 834
 水虫というのは白癬菌(はくせんきん)というカビの一種

体験してみなければわからない水虫。決して体験したくはないのだが、水虫はうつると昔からいわれるように、水虫を持っている人と足を間接的にでも接触する行為は、感染の危険性を伴う。

水虫というのは、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種による感染症で、水虫という虫が足に棲みついてしまったわけではない。幹部がジクジクと乾かず痛むことから、通称で水虫と呼ばれているが、実際に存在するミズムシは水生昆虫で、足に棲みつくなどあり得ない話である。

白癬菌による感染は、足だけに限らず全身に起こるが、その中でも足に発症した場合を水虫という。水虫の予防には、前述のように水虫を発症している人の足には近づかないことが第一で、ただしそれでも足を清潔にして、通気性を保てば十分に予防できるとされている。

要するに裸足のサンダル履きよりも、靴下で皮靴のほうがよっぽど水虫になりやすい環境が整っているということである。特に雨で濡れた靴の中は湿気が多いため、家に戻ったら乾燥させることを心がけたい。