東京ドーム1個分の面積と容積

Vol. 14
 東京ドーム1個分の面積と容積

テレビを見ていると、大きさや広さ、容量などを表すときに東京ドーム何個分という表現が使われる。他に適切な表現がないのかと思ってしまうが、逆に単位を付けて数字でいわれても確かに直感しにくく、東京ドームという大きな建物を引き合いに出すことで、視聴者に分かりやすくしているということだ。

東京ドームの建物としての面積は46,755uで、グラウンド部分は13,000uである。通常、東京ドーム何個分として使われるのは建築面積なので、200m四方よりも少し広い。つまり東京ドーム1個分の広さとは、縦横が200mを少し超えるくらいの正方形を思い浮かべるとわかるだろう。

時には容量として東京ドームが使われることもある。東京ドームの容積は124万?で、1?とは1辺が1mの立方体なので1000リットルに該当し、これは牛乳パックで1000本分だ。それが124万あるので12億4千万本の牛乳パックである。日本の人口を1億2千万とすると、日本の全ての人が同時に牛乳パックを10本飲んで、ようやく東京ドーム1個分飲んだことになるというとてつもない量だ。