自転車といえども、道路交通法上は軽車両という立派な車両である。車両であるからには、当然に制限速度の適用を受け、現実的にそこまでのスピードが出ないと考えられる自転車だからといって、制限速度を免れるものではない。
ロードレーサーやロードバイクと呼ばれる、競輪選手が使うような形の自転車は、非常に高い走行性能を持っている。体にフィットしたボディスーツを着て、流線型のヘルメットを付け、線の細いフレームの自転車で走っている人を見たことはないだろうか？
そもそもそのような自転車の購入層は、長距離を高速で走行することを前提としており、そして本体価格は非常に高額である。競技としてのロードレースの練習の場合もあるが、趣味でロードレーサー（ロードバイク）を所有し、疾走するサイクリストも多い。本気で進めば、制限速度を超えることも夢ではないレベルにあるので、そうなれば当然スピード違反になるのである。
