あれは何？ヨーグルトの表面に溜まっている液体

ヨーグルトを買っておいたのをすっかり忘れて、いざ食べようとふたを開けると、半透明の液体が上部に溜まっていることがある。これは乳清といって非常に栄養価が高く、とはいえ元はヨーグルトに含まれていた成分ではあるが、捨てずに飲むかヨーグルトと一緒に食べるのが良い。

甘く味付けをしたヨーグルトであれば、乳清は甘酸っぱい乳酸系の飲み物の味がして、決してまずいものではない。しかし、気持ちが悪いからといって乳清を捨ててしまい、固まった部分だけ食べるという人も中にはいる。元々ヨーグルトは整腸作用など何らかの健康的な理由で買われることが多いので、乳清を捨てる行為はそれに反すると思えば考えも変わるのかもしれない。

また、乳清は別名をホエイやホエーといい、チーズの生成過程で大量に発生する。酪農が盛んな北海道では、ホエ−豚といって乳清を飼料の一部として飼育した豚が食肉用としてブランド化されているくらいだ。これまでは捨てられてきたもので、地産地消ならではの使いかたといえる。