木に結んだおみくじは燃やされている

Vol. 67
 木に結んだおみくじは燃やされている

毎年たくさんの参拝者が訪れて皆が木に結んで帰ったら、すぐに結ぶ場所が無くなるはずである。しかしそうではないことから、神社側で何かしているということだ。

おみくじとは、現実的な取り扱いがどうであるかはさておき、御託宣(ごたくせん、神様のお告げ)であるために、単に集めて燃えるゴミというわけにはいかない。そこで、お焚き上げといって、お札やお守りなどと一緒に、浄火で燃やす神事が行われる際に、おみくじを燃やしてしまっているのである。おみくじを持って帰った場合であっても、捨てるのではなく、お焚き上げをお願いするのが正しいとされている。