ビールは同じ量だけ水を飲もうとしても全く飲むことはできない。アルコールの利尿作用が飲んだビールの水分を排出してくれることはよく知られており、トイレが近くなるからドンドン出してドンドン飲むという理屈は正しいとはいえ、実はそれだけではないのを知っているだろうか。
水とビールでは、胃に入ってからの吸収力がまるで違う。水の場合には小腸から大腸へ至る過程において吸収されるが、アルコールを含んだビールの場合は胃から吸収が始まる。また、ビールには炭酸が入っている分、同量の水よりは水分量は少なく、更に炭酸には吸収を促進する効果もあるため、相乗効果でたくさん飲めるというわけだ。