世界一ビールの消費量が多い国は?

Vol. 93
 世界一ビールの消費量が多い国は?

世界のビール消費量で、ぶっちぎりの1位は中国である。人口が13億もいれば、それはそうだろうと納得してしまう。ところが2位はアメリカがくるので、必ずしも人口が多ければビールの消費量が多いというものでもない。

このランキングを一人当たりに換算すると、今度はチェコが圧倒的な1位になる。日本ではお酒の席が始まるときに「まずはビール」という声が聞こえるが、チェコの場合には、普通の食事であっても「まずはビール」となるくらい安くてうまいビールがある。日本では無味無臭の水が当たり前に手に入るので、どこでも「お冷(おひや)」として水が出てきても、ヨーロッパ諸国では、良質の水は高いお金を出さなければ手に入らず、高級レストランではビールのほうが安いくらいだ。

要は、水代わりにビールを飲んでいるようなものであるから、日本が一人当たりでチェコの消費量に追いつくなど考えらないのである。