タバコをやめると太る人が多く、それには色々と理由があって、例えば口がさびしいから紛らわすために飴やガムを噛んでしまうというのは確かだ。研究によると、禁煙後から腸内の細菌状態が変化して、肥満症患者に見られる細菌が増えているという発表もある。その研究発表が確かなら、タバコをやめると太る理由にはなるだろう。
また、タバコによるニコチン摂取は、興奮作用を引き起こすアドレナリンが分泌されて血糖値を上げるとされている。規則正しい食生活を送らなくてもタバコだけは吸うという人は多く、非喫煙者からは考えられない行動ではあるが、その場合、喫煙によって血糖値が上がり、一時的な空腹を持ちこたえるという作用もあるだろう。
タバコをやめてしまうと、血糖値の上昇が起こらないので、より空腹を感じて食べてしまうという結果が、禁煙すると太るという理由の1つであると考えられている。