なぜ親子で血液型が違うケースがあるのか?

Vol. 107
 なぜ親子で血液型が違うケースがあるのか?

ABO血液型はA型、B型、O型、AB型の4つに分けられるが、実は、A型にはAA型とAO型、B型にはBB型とBO型、O型はOO型、AB型はAB型というように2つのA,B、Oを組み合わせて考えるとわかりやすい。子供は親の両方から1つずつの遺伝を受けるため、その組み合わせによって親と子のABO血液型が異なることは十分あり得るのだ。

逆に考えると、生まれない血液型というのも存在する。例えば、O型の親からは必ずO型の遺伝子が子供に受け継がれるので、AB型の子供は生まれないし、AB型の親からはA型かB型の遺伝子が受け継がれるので、O型の子供は生まれない。逆に、AO型とBO型の親からは、全ての血液型の子供が生まれる可能性がある。

しかし例外があって、希少な血液型ではこの法則が崩れることがあり、それでトラブルになることが多かったのである。