東京タワーをしのぐ高さを誇る東京スカイツリーは、建設当初から一躍大フィーバーを巻き起こし、現在でも観光スポットになるくらいの大人気である。２０１１年１１月１７日にギネス認定され、少なくともその時点で世界一高い塔として記録に残ったのは、日本の技術の証明のようで誇らしい。
鉄塔には支線式と自立式という２種類が存在する。支線式とは塔を支えるために周りからワイヤーなどで支える方式で、自立式とは塔本体がそびえ立っている塔のことである。当然ながら自立式の塔の方が不安定で高さを出すのが難しい。東京スカイツリーは、難しい方の自立式の電波塔として世界一を達成し、なおかつ支線式の塔を含めても世界一であるという記録は、しばらく破られないだろう。
だが建築物全体で見ると上には上がいる。ドバイにあるブルジュ・ハリーファというビルは、８２９．８４ｍと群を抜いて高い。ドバイと言えば石油産国のアラブ首長国連邦にある、世界有数のお金持ちが集うリゾート地だ。まさに金字塔という呼び名がふさわしいほどのお金を使い、目もくらむ高さなのである。
