女性が内股で歩く理由

Vol. 120
 女性が内股で歩く理由

外国人が日本に来て驚くことの1つに、日本の女性が内股で歩いていることがあるという。日本中に溢れかえっている内股女性は、海外では非常識なことで、足がスラッと長い外国人にとって内股というのは、綺麗な足をわざと醜く見せている以外の何物でもないらしい。

日本人が内股なのは、着物文化による影響が大きいと考えられている。どのようにしても足元まである着物を着たまま、大股で歩くことはできず、チョコチョコと内股で静かに歩く女性の姿が、日本では好印象を与えるためだ。

それが転じて、内股が可愛い、奥ゆかしいというイメージを植え付け、それは男性であっても同じことである。日本の男性が、足が真っ直ぐではなく内股で歩く女性のことを見て、外国人に比べて嫌悪感を感じないのは、そういった文化を継承している。