角が生え変わるのはシカ科、生え変わらないのはウシ科

Vol. 203
 角が生え変わるのはシカ科、生え変わらないのはウシ科

シカは角が生え変わる動物でも知られている。シカの角は、繁殖期におけるオスの武器として使われることもあるが、どちらかというとツノの形が大切で、毎年生え変わっている。同じように角が生える動物にウシ(水牛など)がいるが、ウシの角は生え変わるのだろうか?

角が生える変わるかどうかは、シカ科に属するかウシ科に属するかの違いで、シカ科は生え変わりウシ科は生え変わらない。シカの角は枝分かれする枝角と呼ばれ、ウシ科の角は洞角といって頭骨に繋がっており枝分かれもしていない。

ちなみにカモシカというのは、シカと名前がついてもウシ科に属し紛らわしいが、ウシ科なので角はもちろん生え変わらないのである。