ビタミンにはABCDEなどがあるがBだけがかなり多い理由

Vol. 213
 ビタミンにはABCDEなどがあるがBだけがかなり多い理由

ビタミンにはビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどとアルファベットが付けられており、これは機能による分類で、ビタミンA=何かの物質ということではない。数多くあるビタミンの中でも、特にビタミンBはB1、B2など種類があって、どれがどれなのか混乱してしまう。

この原因は、初めてビタミンB1が発見されてから、科学者の間でビタミンの発見に関する競争が行われたことに起因するという。歴史的な功績を残すことが科学者にとっては大きく、ビタミンBの条件である水溶性と、炭水化物のエネルギー化の補助という特性から、多くの物質がビタミンBの特性を持っているという結果になってしまった。

しかし後の研究で、実際にビタミンBであるのは発見された全てではなく、ビタミンBには欠番が多く出てしまっている。