Vol. 218
明治時代、新潟県は日本一の人口だったことがある
文化庁が公表している宗教年間の平成23年度版(平成22年までの統計)によれば、宗教法人を含む宗教団体としての神社の数は、新潟県が全国一多く、その数は4,772である。2位の兵庫県が3,863なので、その差は900と大きい。中でも、長野県に総本社がある諏訪神社が多くなっている。
新潟県は誰もが知っている米どころ。そして北前船(大阪と北海道の間で商売を進む商船)の航路であったことから、大きく経済的な発展を見せ、明治時代の一時期には日本で一番人口が多かったところである。そして諏訪神社は農漁業においても信仰されていたので、集落毎に諏訪神社を始めとする多くの神社が作られていったと推測されている。