Vol. 242
お釈迦様の死因〜お釈迦様は食中毒で死んだ
釈迦が存在したのは紀元前だが、当時であっても安全な食物を選別する知恵はあっただろう。だが、圧倒的に文明が進んだ現在でも起こるように、食中毒というのは、いつの時代でも避けられなかったようだ。
小さな鍛冶屋の青年チュンダが、釈迦一行の訪れを知って自分の家でもてなす。そして釈迦はチュンダに教えを説き、朝食を用意するというチュンダの申し出に快くもてなしを受けることを決めた。
そこで出された料理は、スーカラ・マッダヴァといい、その内容は豚肉料理やキノコ料理との説があってはっきりとせず、わかっているのは釈迦がその料理を食べたということである。その後、釈迦は苦しみ入滅(亡くなること)してしまうが、最後までチュンダをかばっていたという。