甘いものは別腹と言われるけど何故満腹でも食べれるのだろう

Vol. 252
 甘いものは別腹と言われるけど何故満腹でも食べれるのだろう

満腹感を感じるのは、主に血糖値の上昇によるものである。量を食べていなくても、高カロリーのお菓子などを食べたあとに食事が食べられなくなるのは知っての通りだ。食事の後は血糖値が高いためにそれ以上食べるなと脳が命じているのだが、それを凌駕してしまうのが人の欲望である。

経験上でおいしいことを知っている食べ物や、味の変化に対して食欲は増進される。食べたいと思う気持ちが脳のホルモン分泌を促し、胃に対して受け入れるためのスペースを作ってしまうのだという。食事はどうしても甘い物が少ないので、デザート類は格好の甘味となり、味の変化があって食べられる。いくら別腹でも、今食べたばかりの物には食欲が湧かないので、別腹は大抵甘い物なのである。