溶けるチーズと溶けないチーズの違い

Vol. 259
 溶けるチーズと溶けないチーズの違い

チーズには、単にスライスして食べるタイプと、パンに乗せたりピザに使われたりと、熱を加えることで溶けるタイプがある。溶けるといっても常温では固形であり、少し柔らかい程度の違いしかない。溶けるチーズと溶けないチーズの大きな違いは、パッケージをみるとはっきりする。溶けるチーズはナチュラルチーズ、溶けないチーズはプロセスチーズだ。

ナチュラルチーズは言葉から想像がつくだろうから省略するが、プロセスチーズとは複数のナチュラルチーズを加熱して溶解し、乳化剤を加えて固め成型したものである。ナチュラルチーズは乳酸菌が生きており熟成が進むので食べ頃がある。プロセスチーズは加熱処理しているので品質が安定して保存性も高い。

このチーズの違いは、単に用途や好みの問題で優劣など存在せず、ナチュラルチーズの素朴な味を好む人もいれば、加工品であるプロセスチーズの追求された味を好む人もいるというだけの話である。