最も多いキリスト教の信者は22億人

Vol. 277
 最も多いキリスト教の信者は22億人

世界の宗教の中で最も信者が多いのは、キリスト教の22億人で、これは世界の人口の3割を超える数だ。続いてイスラム教の15億人、ヒンドゥー教の9億人と続く。人口が最大のキリスト教だけではなく、他の宗教も含めて、教派・宗派に分かれているため、必ずしも1つの信仰といえるかどうかは判断が難しいとはいえ、それでも大多数であることに変わりはない。

キリスト教の特徴は、世界に分散して信者がいることで、ヨーロッパやアメリカに偏っているように思えるが、南米やロシア、アフリカに至るまで広く布教されている。その一方でイスラム教は西アジアを中心に偏りを見せているし、ヒンドゥー教はインドだけでほとんどを占め、仏教は日本を含めた東アジア諸国に信徒が多いというように、宗教の人口分布には地域性がある。

世界で最大の人口を誇る中国が統一宗教なら、ランキングに入ってくるところだが、中国には無宗教の者が数多くいて、推定で7億人とされているくらい意外にも宗教という点では統一性がない。