西郷隆盛の銅像の犬は別の犬がモデル

Vol. 304
 西郷隆盛の銅像の犬は別の犬がモデル

西郷隆盛の確かな写真は残されておらず、上野公園の銅像は肖像画を参考にしたとされている。参考にした肖像画も、親戚を参考にして描かれたそうなので、夫人の糸子が「こんな人ではなかった」と言っていることから、やはり実際にはどのような姿であったのかは今でも良くわからないままだ。

しかし、糸子の発言については、上野の銅像が浴衣であったために、人前に浴衣姿で現れるような人ではなかったという意味だとする説もあり、顔が似ていないという意味ではないのかもしれない。

ちなみに上野の西郷像では犬を連れているが、銅像の作者とはまた別で、その犬も死去していたため、これまたモデルは別の犬となっている。