激安で購入されたアラスカ州とマンハッタン島

アメリカはロシアから１８６７年にアラスカを購入しており、その価格は７２０万ドル。１エーカーで２セントという価格は、１平方キロメートルで５ドル相当だ。少しわかりにくいので１００ｍ×１００ｍの１ヘクタール（約３，０００坪）に換算すると、５円程度というタダ同然の金額である。

マンハッタンは、オランダ西インド会社が先住民から僅か２４ドルで買い取ったもので、それを第二次英蘭戦争後に締結された講和条約（ブレダの和約）でイギリスが手に入れ、そしてアメリカの独立に繋がっていく。

マンハッタン島が２４ドルだとすれば、陸上だけでも６０平方キロメートに満たないとはいえ、アラスカよりも安い単価だ。そういう意味でも、アラスカ州とマンハッタン島はいい勝負なのである。