Vol. 322
缶コーヒーの糖分、「無糖」は糖分ゼロではない?
ダイエット志向やメタボリックシンドローム対策で、缶コーヒー業界でもカロリーオフや無糖・微糖製品が世に出てからずいぶんと日がたった。
気を付けたいのは、缶コーヒーの無糖という表示に踊らされ、意図せずに糖分を摂取している可能性があることだ。無糖という表示をするためには、100ml当たり0.5g未満の糖類(単糖類、二糖類)であればよく、僅かに入っている分にはお咎めがない。しかも、人工甘味料などの糖アルコールに至っては、糖類に含まれないために入っていて甘みがあっても「無糖」である。
確かに無糖の缶コーヒーは甘くはない。だからといってカロリーベースで物事を考えては良くなく、無糖の缶コーヒーをガブガブと飲み続けることは、やはり体に影響する。無糖だから量を多くしても良いのではなく、同じ量を飲むなら無糖を選ぶと考えたい。