1日の時間の長さ(24時間)は地球の自転速度で変わる

Vol. 371
 1日の時間の長さ(24時間)は地球の自転速度で変わる

1時間は60分、1日は24時間、1年は365日(閏年を除く)というのは、これからも変わりなくそうであるように思えるし、そうでなければ生活上困ったことになる。1日を地球の自転1周とするなら、地球の自転速度が変われば1日の長さも変わり、そうすると1日は24時間ではなくなる可能性も否定できない。

実際にも、地球の自転速度は常に微妙な変化をしており、何億年も前には今より速く、徐々に遅くなって現在に至ったと考えられている。ところが遅くなるだけではなく、わずかに速くなっていることもあって、それは大きな動きが地球にあったとき、即ち大地震の後だ。

ただし、1日が24時間でなくなる可能性があるといっても、遅くなったり速くなったりするスピードの誤差は非常に小さい。そのままの誤差で永遠と進んでいったときに、何億年もたつと大きく変わっているかもしれないが、果たしてそのときに地球が存在して、人類が同じように存在するのかどうかは、誰も予測することができない。