人間よりもグルメな生き物たち

Vol. 384
 人間よりもグルメな生き物たち

人間の下にある味蕾(みらい)という細胞は、大人よりも子供のほうが多い。つまり、子供が味にうるさいのは、それだけ味覚が敏感であるという科学的な根拠もある。人間は自らを高等動物としているが、人間に食べられるウシやブタのほうが味蕾の数は多く、何とも皮肉な結果になっている。もっとすごいのは泥水に住む魚たちで、見えない水中で味を感じ取って餌を探すナマズやコイは、味蕾の数が哺乳類の比ではない。