絵が得意な警察官が犯人の似顔絵を描くのだ

Vol. 417
 絵が得意な警察官が犯人の似顔絵を描くのだ

事件が起きて犯人が逃走し、犯人が誰かもわからないときには、写真を使って追いかける(聞き込みする)ことができない。そこで、広く情報を提供してもらうためには、写真の代わりに似顔絵が利用される。凶悪事件の時には、ニュースでも公開され人の集まるところに貼られたりするので、見たことがあるだろう。

この似顔絵は、鑑識課に所属する似顔絵捜査員、つまり警察官が描く。世の中には似顔絵を得意とし、路上などで生業にしている人も多くみられるが、警察組織の中にも得手不得手があって、似顔絵捜査官は希望によって任命される。

だが、誰でも似顔絵捜査官になれるわけではなく、選考があり講習もある。似顔絵は特徴を掴んでいることが第一なので、そのために似顔絵を描く訓練も行われている。