日本の金の埋蔵量は世界トップクラスなのだ

Vol. 423
 日本の金の埋蔵量は世界トップクラスなのだ

金は、既に世界の75%程度は掘り尽くされたと考えられている。重量にして約14万トンだから、残りを合わせても20万トンくらいしか金はない。金の価値が高いのは流通量が少ないのも原因だが、装飾としてよりも工業的な需要が高いことに起因する。

世界的な規模で考えれば、日本の鉱山に眠る金など僅かでしかない。だが、日本の確かな工業技術と電化製品の普及は、潜在的な金の埋蔵量を増加させた。

金という物質は、電気抵抗の小ささ(通電性の良さ)から電子基板にも用いられており、廃棄される電化製品には、世界の年間生産量の3倍の金が眠っているといわれる。他の金属も含めると、実はゴミの山が宝の山になっているのだから、家電製品のリサイクル料など止めて欲しいと願うばかりだ。