温泉の効能が場所によって違う理由

Vol. 438
 温泉の効能が場所によって違う理由

古来から温泉は、その効能によって利用されてきたが、実際に医療効果は証明されており、湯治といって長期間温泉地に滞在して療養する方法も存在する。それでなくともお風呂好きの日本人にとって、温泉というのは上質のお風呂以上の存在である。

全国に無数にある温泉には、たくさんの種類があり効能(泉質)も様々だ。その理由は、産出される源泉がどのような地層に存在し、どのような地層を経て湧く、もしくは汲み上げられるかによって異なる。そのため、近い場所にある温泉であっても効能が全く違うという地域も多数存在する。ちなみに泉質に使われている名称は、多くの場合、環境省が公表する鉱泉分析法指針に従っている。