女性の平均寿命が一番長いのは沖縄県?

Vol. 444
 女性の平均寿命が一番長いのは沖縄県?

沖縄県が女性の平均寿命トップとなったのは、平成17年の都道府県別生命表における平均寿命である。厚生労働省が発表している都道府県別生命表は、国勢調査を利用することから5年に1度発表され、平成22年には長野県に1位の座を奪われ、2位の島根にも抜かれて3位になった。厚生労働省は同データを平成7年から公表しているが、平成7年の女性1位は沖縄、平成12年の女性1位も沖縄であったので、沖縄の女性は長い間長寿日本一をキープしていた。

実は、全国的に平均寿命が延びる中で、沖縄の女性も例に漏れず延びている。平成7年は85.08歳、平成12年は86.01歳、平成17年は86.88歳、平成22年は87.02歳と一度も下落しておらず、15年間で約2歳延びているのだから立派な数字だ。

それにもかかわらず抜かれてしまうのは、平成7年は83.89歳だった長野県が、平成22年には87.18歳と3歳以上延ばしてきたことが原因で、沖縄県としても決して不本意ではないだろう。