乾物がどのくらいで戻るかは、食材によって全く異なり、それは料理に使う際の下準備として目安になる。戻りが早い食材としては、高野豆腐や干しワカメが挙げられる。高野豆腐は熱めのお湯に、ワカメは水に5分から10分くらい浸せば十分だ。高野豆腐の場合、濁った水が出なくなるまで良く絞りたい。
出汁として良く知られるシイタケの場合、カサが開ききっていない冬磨iどんこ)なら半日程度、カサが開いた香信(こうしん)なら3時間程度は欲しい。もっと短くても良いが、基本的にシイタケの場合にはシイタケそのものが水で戻るよりも、戻すことでとれる出汁を得るための戻しなので、時間が長いほど良いのは明らかだ。シイタケ自体が欲しいのなら、熱湯を使えば早く戻る。
豆類の場合には、一日は掛けたいところで、表面が覆われているので浸透しにくい。時間がなければ炒って水から煮ると早く戻る。