地球の最後を考えた場合、地球という星の最後を考えるのか、人類の生存できる最後を考えるのかでも差はあるが、いずれにしても最後が来るであろうことは予測されている。それは、太陽の膨張が予測されているからだ。
誕生から46億年経過している太陽は、やがて膨張し始めるという説がある。それが確かなら、現在よりもはるかに高い熱を地球は受けることになり、人類は地球上に生存できなくなるという理屈である。
太陽の膨張は、50億年から60億年後に始まると言われている。仮に地球で天変地異が起こらず、平穏に人類が生存していけたとしても、いつかは生存できる環境下ではなくなり、その後は地球そのものが熱で蒸発してしまう、または膨張した太陽に飲み込まれると考えられている。説によっては太陽の膨張によって地球の軌道が変化し、太陽の外側を公転するいう考え方もある。
はるか未来の話とはいえ、その頃の人類は、太陽の膨張に対し何の備えも無く過ごすということは考えにくいだろう。ならば地球が無くなっても人類は存在し続けるのかもしれない。