緑色の顔をしたキン肉マンがいた

Vol. 511
 緑色の顔をしたキン肉マンがいた

キン肉マンは、ゆでたまごという高卒デビューの漫画家によって生み出された。後に大ヒットとなる同作だが、表紙を飾る段階になってカラーページの作画能力に疑問を持った編集部が、イラストレーターに表紙を依頼する。その結果、1979年の22号で緑色の顔をしたキン肉マンが登場する。

カラーでのキン肉マンは肌色の人間的な顔を持っているので、緑色の顔は実に衝撃的だ。なんとその経緯があったにもかかわらず、39号で再び緑色の顔をしたキン肉マンが登場するのだから、首を傾げたくなるのも無理はないのである。