クレヨンしんちゃんの野原家は春日部市に住民登録されている

脳天気な性格が、とぼけたようで賢いようで、だが、幼いようでおませなキャラクターであるクレヨンしんちゃんの主人公、野原しんのすけ。そのキャラクターは年代を問わず愛され、青年誌（漫画アクション）の連載だった漫画にもかかわらず、異例の国民的ヒットを生み出し映画化も多数されたのは知ってのとおりである。

作品中の設定は埼玉県春日部市に住む、野原一家の騒動である。春日部市が全国区になったのは、クレヨンしんちゃんの影響が大きいことは言うまでもない。その功績を讃えたのか、しんのすけを含む野原一家は、平成１６年の市制５０周年記念として特別住民登録という形で住人になっている。そこから更に「子育て応援キャラクター」へ、そして「まちの案内人」へと出世？しているのだ。

春日部市はクレヨンしんちゃんを積極的に広報活動に利用しており、平成２２年には特別住民票、特製クリアファイル、特別領収書のセットが１０，０００枚限定（３００円）で発売され、２年ほどで完売している。